- 書名:月に3万円以上の副収入をあなたの文章力で手堅く稼ぐための電子書籍らくらく講座
- 著者名:山口陸/著
- 出版者:秀和システム
本書『月に3万円以上の副収入をあなたの文章力で手堅く稼ぐための電子書籍らくらく講座』は、電子書籍の印税で月に3万円稼ぐ方法が学べます。
月に3万円でもいいから、おこずかいが欲しい。
でも、そのために何かをがっつり勉強するのはめんどくさくて嫌だなあ。
そんな方で、初期費用をかけず低リスクにできる電子書籍の作り方を学びたいなら、おすすめしたい1冊です。
副業は、ノーリスク・低コストで始めたい。
電子書籍は副業を始める条件をクリアする?
副業を始めるなら、できるだけ以下の条件を満たしておきたいものです。
- 「始めるための勉強」は最低限
- 初期投資は不要、あるいは多くても1万円以内
- ノーリスク、もしくは限りなく低リスク
- 始めてからの手間(労力)が最低限
- 知らない人と接しなくていい、接するとしても「ネット上のみ」
- 副収入が毎月入る
結構シビアな条件ですよね。
楽して稼ぎたいのはやまやまですが、美味しい話には裏があるもの。
けれど、電子書籍はこの条件を全部満たしているのだと、著者は言います。
なぜ、電子書籍が素人でもできるのか?
内容よりも「タイトルと表紙」で勝負できるのが電子書籍!
町の本屋さんと、ネットショップの違いは何か。
それは、中身が見れるかどうかです。
電子書籍に限らず、中身がわからなくても買ってしまうものはいくつもあります。
- ガチャガチャ
- 初めて行く飲食店の料理
- 福袋
- ビニ本(ビニール本)
- 通販商品
- 自販機の飲み物
- ホテルの部屋
中身がわからないということは、プロとアマチュアの境はほぼ無いのに等しいです。
電子書籍も、買って初めて良いか悪いかがわかるという分野です。
プロとも勝負できる世界なのですね。
もう1つ、電子書籍の購入者層と値段にも秘密があります。
購入者層の大半は、20~40代の男性サラリーマン。
値段は100円~数百円です。
感覚としては、自販機で飲み物を買うのと同じ。
スマホアプリで遊ぶ代わりに、暇つぶしで読む程度のものです。
本気で取り組むなら、何万円もかけて塾に通ったり、通信講座を受けるのが普通です。
対して電子書籍は、本気になる前のきっかけ、くらいが主な役割なのですね。
文章を書いている身としては、なんだか拍子抜けしてしまいます。
でも購入者層の多くが暇つぶし感覚なのであれば、確かに素人でもなんとかなりそうです。
少なくとも、電子書籍を作ることはできるでしょう。
「なるほど!」と思った中からピックアップ。
本書『月に3万円以上の副収入をあなたの文章力で手堅く稼ぐための電子書籍らくらく講座』は、Kindleで電子書籍を実際に売る方法、コンスタントに売る戦略を学べます。
以下に、参考になった内容を紹介します。
特に売る戦略は、上手く消費者心理をついていると思います。
売れる法則=「ジャンル」×「タイトル」×「表紙」×「仕掛け」。
良い物が売れるとは限りません。
売れた物が良い物です。
そこで、Kindleストアの総合20位以内に入ることを目指します。
値段をコントロールする。
定価を300円としたら、最初にキャンペーンで100円にします。
これは衝動買いユーザーをターゲットにするため。
ランキングが下がったら定価に値上げします。
これは検索したユーザーをターゲットにするため。
2~4週間後、再度値下げします。
これはアフィリエイターによる紹介を得るため。
キャンペーンの文章は煽り過ぎない。
煽り過ぎると、仮に売れてもレビューが荒れます。
嘘をつかない、誇張しない、誠意をしっかり見せることが大切です。
- NG:「あの配信して大人気を博した電子書籍が、遂に満を持してキャンペーン価格に!」
- OK:「ピアノを趣味にしてみませんか? 新たなチャレンジを応援! 定価300円→100円で配信中!」
1冊の文字数は2~3万字。
2万字未満だと、内容が薄くレビューが荒れます。
3万字以上だと、残念ながら全部を読んでくれません。
ですがたった2万字なら、量より質。
伝えたい内容を端的にまとめる力があれば、書ききれます。
まとめ:電子書籍で稼ぎたいなら、数を打て。
『月に3万円以上の副収入をあなたの文章力で手堅く稼ぐための電子書籍らくらく講座』は、電子書籍を売るための方法と、安定して売る戦略を学べます。
ですが安定して稼ぐには、数を打つ必要がありそうです。
Kingle本のロイヤリティは35%。1冊100円なら35円の収入。
月に3万円稼ぐなら、857冊売れなければいけません。
ベストセラーになれば話は別かもしれませんが、基本的には次々に出版しないと安定した収入は得られないでしょう。
「2万字分の文章を何冊も書くなんてできない。」
このような方には、本書は少々荷が重いかもしれません。
その点、ご注意くださいませ。
でも、「ブログを書くのは簡単だ。文章には自信がある!」
そういう方には、おすすめしたい1冊です。
確かに2万字なら、力を入れたブログ記事2~3本と同じくらい。
質はともかく、量ならこなせそうです。
電子書籍は夢が広がるかも…ですよ?
以上、
ブログを書けるなら、電子書籍で印税を稼いでみないか?『月に3万円以上の副収入をあなたの文章力で手堅く稼ぐための電子書籍らくらく講座』
でした。
ぜひ、手に取ってみてください(^^♪
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